音更町を支える豆類農業で、忘れてはならないのが、金時豆。
日本の伝統料理のみならず、金時豆の仲間(インゲン類)は、世界各国の料理に使われ、親しまれている。
金時豆は「いんげんまめ」の一種で、代表的な品種は「大正金時」や「福勝(ふくまさり)」です。甘納豆や煮豆用に最も適した豆とされ、洋風の煮込み料理にもよく用いられています。金時豆はカルシウムやビタミンなどを豊富に含み、また、食物繊維をたくさん含んでいることから、便秘や生活習慣病の予防に効果があるといわれています。
日本では、金時豆といえば、甘く煮て食べることが主流となっています。一方、世界に目を向けると、金時豆の仲間達(インゲン類)がさまざまな料理に使われています。イタリアではレンズ豆を使ったミネストローネ、ブラジルではフェイジョン豆を使ったフェイジョアーダが、インドではひよこ豆やレンズ豆のカレーが毎日のように食卓に上ります。
また、アメリカの豆料理といえば、ポークビーンズが有名で、ファーストフードでおなじみのチリビーンズはメキシコが発祥です。