北海道のアスパラは、甘い。
それは、寒い冬を乗り越えるために、呼吸を抑えて糖を蓄えるから。
農作物にとって北海道の厳しい冬は、おいしく、たくましく育つ環境でもある。
疲れた体に効く「アスパラギン酸」生活習慣病の予防に効果的な「ルチン」いきいきとした細胞を保つ「グルタチオン」。アスパラガスには、現代人が抱える悩みを解決する多くの栄養素が含まれています。手軽に料理できてしかもおいしいアスパラガス。一日に何センチも伸びる旺盛な成長力からも垣間見える「アスパラガスパワー」を、ぜひ皆さんの食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
音更町では、5月から6月頃に収穫期を迎えますので、採れたてのアスパラガスを是非ご賞味ください。
旬の時期のアスパラガスはみずみずしく、どれも美味しいですが、選ぶときのポイントは「鮮度」です。緑色が濃く、ツヤがあり、穂先までしっかり締まったもの、切り口に変色がないものを選びましょう。
アスパラガスはとても乾燥しやすい野菜です。ぬらした新聞紙などにくるみ、ラップに包んで、立てた状態で冷蔵庫に保存しましょう。生のものでは3日くらいしか保存できませんが、硬めに茹でた後に水気をよくとり、ラップに包んで冷凍庫に入れれば1ヶ月くらい保存できます。
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは本来同種のものですが、栽培方法の違いで色が異なります。日光を受けて育つグリーンアスパラガスは、光合成によって茎の色が緑色になり、一方ホワイトアスパラガスは、土を盛って育て、直射日光を浴びないように栽培し収穫してしまうため、白い色をしています。