生産コストの削減および輸送効率の向上、環境負荷の軽減に向けて
長芋発泡緩衝材製造設備 起動式
3月3日、JAおとふけ青果管理センター内で、「長芋発泡緩衝材製造設備」の起動式が行われ、工事関係者および役職員を合わせ18名が出席しました。
この設備は、令和6年4月から建設を開始し、北海道の「令和6年度 地域づくり総合交付金」を活用したもので、緩衝材コストの削減や軽量化による輸送効率の向上を目的に約2億3200万円で建設しました。
【おが粉取扱中止の背景】
おが粉は、バイオマス発電との競合などを契機に値上がりが続いていました。加えて、原木不足などによる業者の製造中止もあり、おが粉の永続的な使用に懸念が生じ、2018年より新たな緩衝材の試験を実施してきました。
【発泡緩衝材の利点】
・軽量化による輸送効率向上(10㎏段ボール1箱当たり、おが粉3.5㎏ → 発泡緩衝材0.2㎏)
・緩衝材自体の経費削減(おが粉9.75円/㎏ → 発泡緩衝材5.5円/㎏)
・取引先でのゴミ処理費用の削減
・掃除の手間省略
【ユーザーの評価(一部抜粋)】
・軽さに驚いた
・市場での分荷作業が楽になった
・掃除が楽
・段ボールにゴミの処理方法が明記されていて助かる
・なんといってもゴミ処理料金削減に期待
・長芋の品質も今まで通り
・おが粉の付着が無い分、長芋がみずみずしく見えた
・清潔感が増したように見える。
・商品評価が上昇 など