令和7年度のJAおとふけ青年部部長を務めております、美保 翔と申します。
JAおとふけ青年部は今年、創立70周年を迎えることができました。このような大きな節目を迎えられたことは、今日まで青年部活動にご尽力頂いた諸先輩方、いつの時もご指導やご支援下さいました農協、関係機関、ご家族の皆様のおかげであり、心より感謝申し上げます。
昨今、急激な気候変動、不安定な国際情勢を契機とした資材価格の高騰など、農業を取り巻く環境は年々厳しさを増すばかりです。
このような状況の中でも、我々農業者には農畜産物を安定的に供給し、日本の食卓を守っていく責務があると日々感じる一方で、ライフスタイルの変化や、飽食ともいうべき豊かな食生活を享受するなかで、「食」と「農」の距離は離れ、消費者と生産者はお互いの顔が見えにくくなっていると考えています。
そのような状況で力を発揮できるのが青年部という組織ではないでしょうか。私たち音更町農協青年部は、農業者になって日が浅い部員や現役の子育て世代など幅広い世代ですが、若い力や感性から生まれる新しい発想を持って、組織一丸となり事業展開を進めてまいります。
今年度は、JAおとふけの農畜産物のPRや消費者と直接ふれあうことに重点を置き、町内の子供たちに農業をより身近に感じてもらうための収穫体験や、地産地消イベント「みのり~むフェスタ」への参加などを行い、自分たちが作る農畜産物の価値を再認識できる機会にしていきたいと考えております。
また、全ての事業において役員だけでなく部員一人一人が青年部活動を自分事として捉え、活動できるよう情報共有の頻度や質を高め、積極的な参加を促す様々な取り組みを用意し、楽しみながら互いを高め合える活動にしていきます。
未だに農業情勢は先行き不透明ではありますが、このような時こそ私たち青年部員が、将来のJAおとふけ、農業、地域の発展のために、部員一丸となり協力していきたいと思います。
今後ともJAおとふけ青年部に対して、ご指導、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。